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『東急不動産だまし売り裁判』著者プロフィール

 林田力(はやしだりきHayashida Riki)は漫画・ドラマ・書評・不動産・裁判・住民運動・市民運動などジャンルを問わず活動中。著書に『こうして勝った』(ロゴス社、2009年)。

 東急不動産だまし売り裁判の被害経験を活かし、『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』を執筆、インターネットメディアへの寄稿やマンション被害・住民運動を取材する。東急不動産だまし売り被害者として、林田力はマンション建設反対運動やゼロゼロ物件詐欺、追い出し屋被害に対しても強い共感をもって行動している。東京都世田谷区の二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住民被害や反対住民運動を詳細に紹介し、「世田谷問題を精力的に取材されているネット・ジャーナリスト」と評される。マンションだまし売りやゼロゼロ物件詐欺など悪徳不動産業者の実態を明らかにすることで、消費者や住民の権利拡張に寄与している。

 『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社、2009年)の著者(Author of "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud")の著者であり、東急不動産消費者契約法違反訴訟原告(The plaintiff Who Fought Against TOKYU Land Corporation)である。

 東急不動産(販売代理:東急リバブル)から新築マンションを購入したが、隣地の建て替え計画等を売主が知っていたにもかかわらず故意に告げなかったとして、売買代金の返還を求めて東急不動産を提訴し、2006年に地裁で勝訴した(林田力「マンション販売トラブルで「お詫び」 東急リバブル・東急不動産」JANJAN2007年10月4日)。
 判決は以下のように東急不動産の不利益事実不告知を認定した。その上で、東急不動産に売買代金の全額支払いを命じた。
 「被告(注:東急不動産)は、本件売買契約の締結について勧誘をするに際し、原告に対し、本件マンションの完成後すぐに北側隣地に3階建て建物が建築され、その結果、本件建物の洋室の採光が奪われ、その窓からの眺望・通風等も失われるといった住環境が悪化するという原告に不利益となる事実ないし不利益を生じさせるおそれがある事実を故意に告げなかった」
 この判決は不動産取引に関して消費者契約法4条2項(不利益事実の不告知)を適用し契約の取消しを認めたリーディングケースとして注目される(林田力「不動産トラブルと消費者契約法」JANJAN2007年1月23日)。

 この東急不動産だまし売り裁判を契機として、インターネット上では東急リバブル・東急不動産に対する批判が急増した。「営業マンの態度が高慢」「頼みもしないDMを送りつけてくる」など「自分もこのような目に遭った」と訴訟の枠を越えた批判がなされ、炎上事件として報道された(「ウェブ炎上、<発言>する消費者の脅威−「モノ言う消費者」に怯える企業」週刊ダイヤモンド2007年11月17日号39頁)。

 好きな食べ物は寿司、好きな酒はマッコリ、最近は韓国ドラマを気に入っている。好きなドラマは『美男ですね』(韓国版、日本版双方)。好きなガンダム・シリーズは『機動戦士Vガンダム』。宇宙世紀ガンダム・シリーズでは連邦の腐敗や卑劣さを憎む。東京都中野区生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科民事法学専攻修士課程修了。

●著者経歴
 2003年6月、東急不動産(販売代理:東急リバブル)から東京都江東区のマンションの一住戸を購入するが、売主が把握していた不利益事実(隣地建て替えなど)を説明されなかった。隣地が建て替えられれば部屋は真っ暗になり、作業所になるため騒音も発生する(山岡俊介「東急不動産側が、マンション購入者に「不利益事実」を伝えなかった呆れた言い分」ストレイ・ドッグ2005年2月21日)。
 2004年12月、消費者契約法第4条第2項(不利益事実の不告知)に基づき、売買契約を取り消す。
 2005年2月、消費者契約法を根拠に売買代金の返還を求めて東急不動産を東京地方裁判所に提訴する。
 2006年8月、東京地裁で原告勝訴の判決が言い渡される(東京地判平成18年8月30日、平成17年(ワ)第3018号)。
 2007年以降、各種インターネットメディア(JANJAN、オーマイニュース、オーマイライフ、ツカサネット新聞、PJニュース、のたる、リアルライブ)上でマンションだまし売り体験を中心に多数の記事を発表する。
 2009年1月4日、ツカサネット新聞の「今月のポイントランキング」で1位に輝く。集計期間は1月1日から4日までで、林田力は1400ポイントを獲得した。
 2009年7月、東急不動産との裁判を綴ったノンフィクション『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』を出版する。
 2009年11月24日、景観と住環境を考える全国ネットワーク・東京準備会が主催する第3回首都圏交流会で東急不動産だまし売り裁判を報告する。
 2010年1月、二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ2期)事業計画(案)に対する意見書を東京都に提出する。
 2010年2月5日、「もめごとのタネはまちづくりのタネ研究会」定例会で東急不動産だまし売り裁判を報告する。
 2010年4月20日、二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ2期)事業計画(案)に対する口頭意見陳述を世田谷区玉川総合支所で行う。
 2011年10月14日、阿佐ヶ谷ロフトで開催された「山口敏太郎祭4〜オカルトオタクの逆襲、武蔵野歴女会が乱入予告!!」の「UMA/幽霊の法律相談」に出演する。
 2011年10月18日、二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ2期)組合設立認可決裁文書の情報非開示異議申し立てに対する口頭意見陳述を東京都庁第一庁舎で行う。
 2011年11月7日、景観と住環境を考える全国ネットワーク「マンション紛争・都市問題首都圏交流サロン」で二子玉川ライズ問題や世田谷区デジタルコンテンツ問題、巨大アンテナ問題を報告する。
 2011年11月9日、世田谷区実施計画・行政経営改革計画素案に二子玉川ライズ補助廃止の立場から意見提出する。

●著作
林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、2009年
林田力『二子玉川ライズ反対運動』マイブックル、2010年
林田力『東急コミュニティー解約記』マイブックル、2010年
林田力『小説インターネットプランナー』マイブックル、2010年
林田力『絶望者の王国』パブー、2010年
林田力『歌手』マイブックル、2010年
林田力『蘇我善徳』マイブックル、2010年

メディア情報

「警察、学会、農業……の危険な裏 告発本が明らかにした「日本の闇」」サイゾー2010年1月号
佐藤裕一「東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口」MyNewsJapan 2009年9月3日
佐藤裕一「東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口」回答する記者団2009年9月3日
山岡俊介「東急不動産側が、マンション購入者に「不利益事実」を伝えなかった呆れた言い分」ストレイ・ドッグ2005年2月21日
山岡俊介「<書籍紹介>「東急不動産だまし売り裁判ーーこうして勝った」(林田力。発行所:ロゴス)」ストレイ・ドッグ2009年7月21日
「ツカサネット新聞も「休止」 「市民記者」存続に危機感」J-CASTニュース2009年11月10日
「東電会見のネイビー記者逮捕 記者会見オープン化への影響は」北方ジャーナル2011年8月号(コメント掲載)
上田眞実「TPP 何が問題か 林田力」レイバーネット日本2011年11月14日
上田眞実「脱原発と火力発電所の話 林田力」レイバーネット日本2012年2月12日
http://www.labornetjp.org/news/2012/1328963130015mu07
上田眞実「脱原発と自然エネルギーの話 林田力」レイバーネット日本2012年2月14日
http://www.labornetjp.org/news/2012/1328885303120mu07
上田眞実「光市母子殺人事件、死刑確定後の実名報道の違和感 林田力」レイバーネット日本2012年2月21日
http://www.labornetjp.org/news/2012/1329828159849mu07
「11月の『マジ合コン』必勝講座」Ray 2002年12月号236頁(「終わりよければすべてよしのシメ編」に第一印象と最後のお気に入りに関してコメント)
「ぴあ満足度ランキング」ぴあ2009年2月19日号37頁(映画「ポチの告白」の感想が掲載)
LYCOS掲示板第9回月間準グランプリ賞受賞(2001年1月)

『東急不動産だまし売り裁判』著者エピソード

林田力(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者)の趣味は読書。好きな著者は北芝健で、北芝健が主催する空手・護身術道場「修道館」で練習したことがある。北芝健とは複数回一緒に食事をしたこともある。

『東急不動産だまし売り裁判』の版元・ロゴス社の村岡到代表と知りあったきっかけは村岡氏の著書の書評記事を市民メディアで書いたことである(林田力「『閉塞時代に挑む』の感想」JANJAN 2009年3月5日)。この書評はロゴス社の雑誌にも転載された(「マルクス主義めぐって活発な討論」プランB第21号、2009年、57頁)。『東急不動産だまし売り裁判』は村岡代表自らが校正した。

辻希美(元モーニング娘。)のサイン

辻希美(元モーニング娘。)からサインを持っている。辻は石川梨華、吉澤ひとみ、加護亜依とともにモー娘。の4期加入メンバーとなり、モー娘。を一躍国民的アイドルグループに押し上げた。特に低年齢のファン層の増加はミニモニ。に負うところが大きい。サインには辻のトレードマークであるリボンが描かれている。

東急不動産だまし売り裁判の意義

東急不動産消費者契約法違反訴訟アルス東陽町301号室事件における原告の勝利は消費者の権利実現の偉大な一歩である。その後も東急リバブルはアルス東陽町301号室の虚偽広告を出し続けた。また、東急不動産はブランズシティ守谷や二子玉川ライズで景観破壊を行っている。東急リバブルや東急不動産が存続し続ける限り、消費者の権利は現在でも絵に描いた餅でしかない。

しかし、東急不動産だまし売り裁判の一歩を足がかりに前進しなければならない。提訴時に市民社会に広くアピールを呼びかけたところ、大変大きな反響があり、ファクシミリがつながらないとの叱責を受けたほどであった。このような良識ある市民の支援によって勝訴判決を勝ち取ることができた。また、林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』も出版できた。改めて感謝の意を表したい。

『東急不動産だまし売り裁判』謝意

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社、2009年)は不誠実な東急リバブル東急不動産に憤りを抱く人々の多大なる協力を得て脱稿することができた。

消費者運動家には消費者契約法とは一体何ぞやという話から始まっての色々な相談に乗って頂いた。建築家には悪徳不動産業者との戦い方について様々な御指導・アドバイスをいただいた。市民運動家は欠陥住宅被害者とマンション建設反対運動のコラボレーションを推進された。法律家には著者の無理な相談にも誠意をもって御対応頂いた。

各位の並外れた忍耐力と慧眼が本書を世に出したものであると言っても過言ではない。有益かつ適切な助言を与えてくれた全ての方々、本書への掲載を快くご了解くださった方々、広報活動に共に尽力した方々、そして最後まで執筆活動をバックアップして頂いた方々に、この場を借りて、謝意を申し上げる。

林田力  

著者が語る『東急不動産だまし売り裁判』を書いて

勝訴までの経過とマンション問題の実態を克明に

初出:林田力「著者が語る『東急不動産だまし売り裁判』を書いて」JANJAN 2009年7月4日

 JanJan市民記者で、書評を数多く執筆している林田記者が本を出版しました。著者インタビューの形で、出版に至る経緯などを書いていただきました。(編集部)

 私は2009年7月1日、『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』をロゴス社(東京都文京区、村岡到代表)から出版した。本書は、不利益事実が隠された新築マンションを購入した私が、裁判で売買代金を取り戻すまでの経過を記したノンフィクションである。

 私は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から東京都江東区の新築マンションを購入したが、それは不利益事実(隣地建て替えなど)を隠して、だまし売りされたものであった。

 マンション引渡し後に真相を知った私は、消費者契約法第4条第2項(不利益事実不告知)に基づき、売買契約を取り消し、売買代金2870万円の返還を求めて東京地裁に提訴した(平成17年(ワ)第3018号)。

 東京地裁で勝訴判決を得たのが2006年であり、本書の出版には勝訴判決3周年を記念する意味も込められている。本書のテーマは裁判とマンション問題の2本柱である。

 第1の裁判では、経過に沿って話が進む。当事者と裁判官のやり取りを丹念に再現したことが特徴である。口頭弁論やマンション現地での進行協議手続、証人尋問などを網羅した。

 また、ひと筋縄では行かない裁判の実態を明らかにした。被告(東急不動産)が提出した証拠の虚偽を指摘し(33ページ)、原告本人の当事者尋問当日に東急不動産の弁護士が延期を要求した(53ページ)、裁判終了後に所有権移転登記を巡り、紛争が再燃した(93ページ)などなどである。本書の最後に、裁判で社会正義を実現するためのポイントをまとめている。

 第2のマンション問題。裁判を続ける中で、マンションでは様々な問題が噴出した。欠陥施工や裁判中に起きた耐震強度偽装事件との関係、管理会社・東急コミュニティーの杜撰な管理などである。ここには深刻化するマンション問題の縮図があった。その一端を本書で明らかにした。
 本書の編集は、ロゴス社の村岡代表自らが担当した。本作りは著者と編集者の共同作業といわれ、本書にも村岡代表のアイデアが盛り込まれている。たとえば、東急不動産は私に対して不誠実であるだけでなく、一般的にどうなのか、と村岡代表は指摘した。そのため、他の大手不動産会社と比べて東急不動産が見劣りする点を定量的に説明した(11ページ)。

 また、判決の法的意義や他の判決(東急リバブル逆瀬川営業所の説明義務違反が認定された大阪高裁平成16年12月2日判決)との比較(103ページ)も、村岡代表の発案である。

 村岡代表を初め、本書の出版に関わった全ての人に感謝している。

著者:林田力
出版社:ロゴス社
定価:1100円+税
発行日:2009年7月1日

J-CASTニュースで林田力紹介

J-CASTニュースで林田力の記事「ツカサネット新聞がサービス休止」が紹介された(「ツカサネット新聞も「休止」 「市民記者」存続に危機感」J-CASTニュース2009年11月10日)。市民メディア・ツカサネット新聞の休止を惜しむ記事との位置付けである。林田力については「法律問題に関する著書を出している」と紹介する。法律問題に関する著書とは東急不動産消費者契約法違反訴訟を描いたノンフィクション『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社)である。