林田力 wiki



激動の2012年! 我々はどう生き抜くべきか


ネットメディア「真相JAPAN」主幹の橘匠氏の講演会「激動の2012年! 我々はどう生き抜くべきか」が2012年1月14日に東京都渋谷区で開催された。混乱を招く情報がTVや本、インターネット上で溢れている中で、それらを一端捨て、活力が湧き、元気が出る橘氏の生メッセージを伝える。

空調設備の不調で会場を変更するアクシデントが発生したものの、熱気あふれる講演会となった。「パワーポイントを使用してカチカチ話すことはできない」と語る橘氏はマイペースなスタイルで講演した。

橘氏は科学と経済、そして取材を重んじる立場である。たとえば植草事件を冤罪と言い切るのはおかしいと指摘する。冒頭では警察の腐敗を描いた津田哲也『脳を食む虫』を紹介した。また、武富士を追及する三宅勝久氏など気骨あるジャーナリストを紹介する。小室直樹氏は数学の天才で、文章も階層的で読みやすい。林田力についても東急不動産を追い詰めた『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の著者として紹介した。

「陰謀論」は危ない代物である。頭をつっこむと詐欺に引っ掛かる。何でもかんでも「ロスチャイルドが悪い」「ユダヤ資本が悪い」と責任転嫁する。反省がない人生はダメ。普通の人以下になってしまう。似非宗教になる。

立川談志氏ら昭和の豪傑が亡くなってしまった。空手家の真樹日佐夫氏は豪快な人物である。亡くなってしまったならば会うことはできないため、会いたい人には会っておかなければならない。

コンタクティーは宇宙人と会ったと主張する人である。2012年はアセンションが到来すると話題である。21世紀に入る前はノストラダムスの大予言「恐怖の大王」であった。それがアセンションになった。世紀末演出をしたがる。恐怖は愛より強い。日本人は恐怖が好きで、神経質な傾向がある。アセンションは作られたものではないか。

宇宙戦争物の映画は、あまり好きではない。ワンパターンである。月の裏側にダークサイドがあるという話になる。スピリチュアル系は映画に洗脳されている。何があるかは分からないので、楽しく生きましょう。

これは二次会でも話題になった。

参加者「もし2012年が無事に過ぎたら、今度は別の世紀末演出が起こされるのか」

林田力「聖書には最後の審判が書かれている。いつでも『最後の審判は近い』と言える」

ギリシアの財政赤字が大きな問題である。3月を迎えられるか。3月はアメリカの第一四半期である。不動産の担保価値が下がっている。今は貸し渋り、貸しはがしが酷い。貸し手は相手の返済能力を見込んでではなく、担保を取得するために貸す状態である。東日本大震災でシステムトラブルになった銀行があったが、実は取り付け騒ぎだった可能性がある。銀行は金をあまり持っていない。

新しいイノベーションが来るのではないか。アメリカは計画的に倒産するのではないか。プロレスのような世界で、最初からシナリオが決まっている。3月は迎えられないのではないか。

戸塚ヨットスクール校長・戸塚宏先生は腰が低い。顔もテカテカである。「13歳までに危険な体験をすべき」との持論である。

皇太子妃の心の病の一因にイラク日本人外交官射殺事件があるのではないか。これは奥克彦と井ノ上正盛の日本人外交官が、ティクリート近郊で日本大使館の車両で移動中に射殺された事件で、謀殺との指摘もある。ある元外交官は「米軍の誤爆ではないか」と説明した。

マスメディアが書けない、やんごとなき姫君のエピソードがある。姫君は犬好きで、犬を連れて投稿した。犬が学校で暴れたため、クラスメートが驚いて大騒ぎした。それに対して姫君の母君が乗り込み、騒いだ児童をいじめっ子と糾弾した。その結果、騒いだ児童は転校を余儀なくされた。犬を連れての登校を止めない周囲に問題がある。

大麻やマリファナの問題。抗がん剤よりもマリファナが効く。アメリカ兵の戦場帰りで精神に異常を来した人達の多くも大麻で治療している。大麻は医療に影響を及ぼす。歴史的にはタバコを売るために麻薬狩りをした。日本は麻の国である。大麻は各地に自生していた。酒には致死量があるが、大麻で死んだことは聞いたことがない。

関東連合はコカインを密売していた。元リーダーが逮捕されて良かった。誰もが元リーダーの逮捕を「警察もたまには良いことをする」と喜んでいる。関東連合はヤクザよりも悪質である。関東連合はダメなところは客の前で暴れることである。ヤクザは客の前では絶対に暴れない。

のりピー事件は公的年金の運用損失の目くらましである。公的年金で10兆円もの運用損失が発生した。構造改革を進めた政治家はリタリンを食ってハイになっていた。覚せい剤は人間が腐る。性根が腐る。

かつてマジックマッシュルームは合法であった。チャネリングできる。チャネリングでは「精神を磨く、霊性を上げる」と言われるが、具体的ではない。アメリカの人気アニメのキャラクターはLSDで生まれた。大麻くらいはいい。大麻は睡眠薬よりもずっといい。

警察は山口組を潰そうとしているが、山口組が潰れると逆に治安が悪化するのではないか。また、警察は山口組ばかり攻撃するが、稲川会の「い」の字も出さない。この点について二次会で林田力は「稲川会は東急電鉄株買い占めなど表社会との関係もある」と指摘した。

藻からできる石油「オーランチオキトリウム」に注目している。石油の時代が終わったらフリーエネルギーバブルを作るのではないか。米国の資本は陰謀ではなく戦略的に行動する。休耕地の5パーセントを使って一千億円投資すればオーランチオキトリウムで石油精製が実用化する。

キットを開発して家庭内でできないか。できるところまで来ているのに隠している。大企業は泥棒ばかり。エコカーとして話題になった最大手の自動車メーカーのハイブリッドカーは電磁波が酷くて鬱病になる人が多い。ヨーロッパへの輸出品は輸出先の電磁波規制に合わせているが、規制のない日本では電磁波出しまくりの車を販売している。国内販売品はヨーロッパでは欠陥品になる。

放射能怖い怖いと言っていると、「除染します」という悪徳商法にだまされる。除染は根本的な解決にならない。取り除いたものを別に移すだけである。

孫正義が太陽光発電を提唱して話題になっているが、太陽光発電は古い技術である。保険会社は原発事故によるガン発症者の増大を見越して「ガン保険は損するから販売するな」となっている。電気は自動車を漕げば発生するように自給自足を志向したい。

弁護士は社会経験のない人物が多い。林田力の『東急不動産だまし売り裁判』のように東急不動産と戦うというようなパッションも乏しい。ほとんどの裁判は老人同士の二言三言の会話だけで終わってしまい、形骸化している。

中途半端なネット右翼や左翼はチンピラ以下である。嫉妬の塊になっている。

高額納税者の斉藤一人氏(銀座日本漢方研究所創業者)は頭が良く、落語家のように話がうまい。ポロシャツを着て、国産車に乗っている。本当の金持ちは質素である。

小沢氏の直系に「何で小沢さんは作業着を着てブーツを履いて被災地に行かないのですか」と尋ねた。「その通り」との答えが返ってきた。

推奨映画は『グラン・トリノ』『ライフ・イズ・ビューティフル』である。『グラン・トリノ』はクリント・イーストウッドの主演・監督作品で、頑固な元軍人を演じている。自動車メーカー「フォード」の元工場員で朝鮮戦争の帰還兵ウォルトが主人公である。

『ライフ・イズ・ビューティフル』は第二次世界大戦前夜のイタリア舞台に強制収容所に送られるユダヤ系イタリア人を描く。共に「男はこうあるべき」という映画である。この映画を実践すれば異性にももてるのではないか。

橋下徹・大阪市長は大阪のインテリ層から嫌われている。全て一人でやっているかは疑問であり、東京に黒幕がいるのではないか。

TPPは目に見えない戦争である。米国から見れば日本は植民地だから貢いで当然という意識がある。白人至上主義者から見れば日本人は猿にしか見えない。福島原発事故に対して東京電力で逮捕者がいないことはおかしい。福島の農作物は結構出回っている。居酒屋などで安く買っているのではないか。(林田力)



橘匠講演会「激動の2012年! 我々はどう生き抜くべきか」は居酒屋に場所を移して二次会となった。日本酒を熱燗で飲み、話が盛り上がった。

参加者「右翼と左翼について、どう思うか」

林田力「私は東急不動産にマンションをだまし売りされたことが社会性を深める出発点になった。私のような不動産被害に共感してくれる人は右翼よりも左翼が多い。右翼は自己責任論にとらわれ、悪徳不動産業者の不当性への問題意識が低い傾向がある。但し、左翼のダメなところも知っている。だから橘氏の左翼批判も理解できる」

橘氏「生活保護に都営住宅と一部の左翼は特権化している」

参加者「最近ではベーシックインカムという言い方もある」

参加者「ベーシックインカムは全ての人に適用されるから、不公平ではない」



【修正主義】

参加者「考えを変えることを修正主義と批判する人がいる」

林田力「それは理解できない。おかしいのではないか」

橘氏「理由があって考えを改めることは当然」

林田力「私も福島第一原発事故の当初は政府が放射能汚染を隠しており、市民は過剰反応するくらいでバランスが取れると考えていた。しかし、悪徳不動産業者が自主避難者に自社の劣悪なゼロゼロ物件を賃貸して儲ける構図を見て、危険を煽るデマ情報を警戒するようになった」

参加者「むしろ、間違えても謝らない人間が問題である」

橘氏「そこには反省も進歩もない」

参加者「その種の人々のダメなところは自分に都合の悪い事実をなかったことにして話を進めようとすることである」

林田力「マンションをだまし売りした東急リバブル東急不動産も同じ体質である」



【福島の状況】

林田力「南相馬市などの住民などから爪がはがれた、鼻血が出たなど福島原発事故に起因する健康被害がブログやTwitterで報告されている。実際のところはどうか」

福島からの参加者「その種の話は聞いたことがない」

林田力「統計的な確率で生まれる障害児が福島で生まれたことを原発事故に結び付けて騒ぐ悪質な輩もネットには存在する」

福島からの参加者「警戒区域に戻って住み続けている人もいる」

翌日の1月15日に少なくとも6戸に男女11人の住民が警戒地域に居住していると報道されており、この指摘はタイムリーなものになった。

林田力「特に高齢者にとっては放射能による健康被害よりも、避難先の劣悪な環境によるストレスの方が直接的で深刻な人もいるから、一概に避難すべきとは言えない」



【ゼロゼロ物件】

橘氏「代々木のゼロゼロ物件に顧客を装って調査した。このゼロゼロ物件業者は何が問題か」

林田力「賃貸借契約書に記載なく料金を徴収したとして、東京都から宅地建物取引業法違反で業務停止処分を受けている。それから『お前の実家も知っているんだ』と賃借人への威圧行為があったという話も聞く。また、水漏れなどの欠陥住宅を仲介されたとの不満も出ています。社会問題になっているゼロゼロ物件業者と同じである」

橘氏「それがゼロゼロ物件というものである。ゼロゼロ物件業者は『保証会社の審査が厳しくなって貸すことが難しくなった』と言っていた。川崎の物件を紹介されたが、広告では初期費用が15万円であるのに25万円を求められた」

林田力「広告では安さをアピールしながら、実際に紹介する段になると何だかんだと理由を付けて値段を上げる。これがゼロゼロ物件詐欺である。普通の業者の物件よりも実は割高ということもある」

橘氏「結局、1時間程度話して、『また来るから』と言って退散した」

林田力「物件を内見させない点も、そのゼロゼロ物件業者の問題点として指摘されている」

橘氏「それから2K以上を求めていたが、審査が緩いから貸せると1Kを勧めてきた」

林田力「それは単に業者の力がないだけである。顧客の希望を無視して狭い物件を押し付ける手法は貧困ビジネスそのものである」

橘氏「まさに貧困ビジネスである」

林田力「事務所は代々木なのに立川など都下の物件ばかりである」

橘氏「山手線沿線の物件はない。区部では僅かに練馬区などの物件があるくらい」

参加者「物件探しならば地域密着型の不動産業者を推奨する。その地域の物件を長年扱っている業者ならば希望に適した物件を見つけてくれやすい」



【政党】

橘氏「国民新党は国士と思うが、選挙の支持は広がっていない。ネット世論と投票率には乖離がある」

林田力「私も前回の衆院選前に、郵政民営化に一貫して反対している国民新党には筋があると主張した。東急リバブルが国民の資産を安く落札して濡れ手に粟の金儲けをした『かんぽの宿』問題など小泉構造改革の弊害が露呈した時期であった。新自由主義路線に反対して新党を結成した国民新党の正しさが証明された。しかし、結果はついてきていない。それが民意ということになる」

参加者「亀井静香一人の印象しかなく、組織としての存在感が薄い」

林田力「その点では、みんなの党に注目している。みんなの党は思想的には小泉構造改革の継承者と位置づけられるが、地方組織は草の根の市民の参加で成り立っている。企業や団体のしがらみが他の政党よりも弱く、リベラルである」

橘氏「みんなの党の地方議員に優れた人がいることは私も聞いている。党の中央と地方は分けた方がいいかもしれない」

(政党は一つの主義主張でまとまるべきものではありますが、現実には様々な考えを持った多数の人々から成り立っています。党首など政党幹部の思想から演繹的に政党の性格を判断することも一つの手法ですが、それだけでは見えてこない点もあります。現場の視点が弱いという批判がありましたが、政治の実践では現場の観点も必要です。)



【取材姿勢】

参加者「橘氏のインタビュー記事に不満がある。社会問題になった人物を取材して記事を書いたのであるから、その社会問題について掘り下げてほしかった」

林田力「それは難しい問題である。友好的なインタビューを申し込んだ相手が嫌がるような話をわざわざするかという問題である」

参加者「それでは読者の関心に応えられないのではないか」

林田力「その通り。だから記者クラブはダメである。記者のスタンスが量られる。一方で橘氏の記事では取材対象の思想を引き出しており、好き嫌いはあるとしても、そこに答えがあるのではないか」



【出版業界】

橘氏「出版業界は酷い状況である。名の売れた作家の本ばかりが出版され、新人が育たない。最近は本屋に行っても面白みがなくなった。出版業界には革命児が出てこない」

林田力「往年の人気漫画をコンビニ版として再発売するような企画者が革命児としてもてはやされている。方向性が外れている」

橘氏「漫画の世界はどうか」

林田力「人気漫画は長期連載の古株ばかりで、新陳代謝されないという面がある」



【暴力団】

林田力「暴力団排除は警察に利権になる。企業に暴力団排除の団体を半強制的に結成させ、会費を徴収し、それを警察官の天下り組織にする。会員企業にも天下りさせる」

橘氏「誤解を恐れずに言うならば暴力団には行き場のない人々の福祉施設の側面がある。暴力団がなくなったら、もっと治安が悪くなる」

林田力「暴対法がなければ関東連合のような無法集団が跋扈することはなかった」


林田力

林田力は『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社、2009年)の著者であり、東急不動産消費者契約法違反訴訟原告である。東京都中野区生まれ。

Hayashida Riki is the author of "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" and the plaintiff Who Fought Against TOKYU Land Corporation.

林田力は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実を隠して東京都内の新築分譲マンションをだまし売りされた。東急リバブル・東急不動産は新築マンション引き渡し後に隣地が建て替えられて、日照・眺望・通風がなくなることを知っていたにもかかわらず故意に告げなかった。隣地が建て替えられれば部屋は真っ暗になり、作業所になるため騒音も発生する(山岡俊介「東急不動産側が、マンション購入者に「不利益事実」を伝えなかった呆れた言い分」ストレイ・ドッグ2005年2月21日)。

このために林田力は消費者契約法第4条第2項(不利益事実不告知)に基づいてマンション売買契約を取り消し、売買代金の返還を求めて東急不動産を東京地方裁判所に提訴し、勝訴した(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地判平成18年8月30日、平成17年(ワ)第3018号)。

判決は以下のように東急不動産の不利益事実不告知を認定した。その上で、東急不動産に売買代金の全額支払いを命じた。

「被告(注:東急不動産)は、本件売買契約の締結について勧誘をするに際し、原告に対し、本件マンションの完成後すぐに北側隣地に3階建て建物が建築され、その結果、本件建物の洋室の採光が奪われ、その窓からの眺望・通風等も失われるといった住環境が悪化するという原告に不利益となる事実ないし不利益を生じさせるおそれがある事実を故意に告げなかった」

この判決は不動産取引に関して消費者契約法4条2項(不利益事実の不告知)を適用し契約の取消しを認めたリーディングケースである(佐藤裕一「東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口」MyNewsJapan 2009年9月3日)。

この東急不動産だまし売り裁判を契機として、インターネット上では東急リバブル・東急不動産に対する批判が急増した。「営業マンの態度が高慢」「頼みもしないDMを送りつけてくる」など「自分もこのような目に遭った」と訴訟の枠を越えた批判がなされ、炎上事件として報道された(「ウェブ炎上、<発言>する消費者の脅威−「モノ言う消費者」に怯える企業」週刊ダイヤモンド2007年11月17日号39頁)。

林田力は2009年7月には東急不動産との裁判を綴ったノンフィクション『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』を出版する。『東急不動産だまし売り裁判』は『別冊サイゾーvol.1 タブー破りの本300冊 サイゾー11月号臨時増刊』(2010年11月1日発行)の「警察、学会、農業……の危険な裏 告発本が明らかにした「日本の闇」」で紹介された。林田力のコメントも掲載されている。

林田力は景観と住環境を考える全国ネットワーク・東京準備会「第3回首都圏交流会」(2009年11月24日)や「もめごとのタネはまちづくりのタネ研究会」定例会(2010年2月5日)でも東急不動産だまし売り裁判を報告した。

その後もマンション被害や住民運動を取材する。東急不動産だまし売り被害者として、林田力はマンション建設反対運動やゼロゼロ物件詐欺、追い出し屋被害に対しても強い共感をもって行動している。東京都世田谷区の二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住民被害や反対住民運動を詳細に紹介し、「世田谷問題を精力的に取材されているネット・ジャーナリスト」と評される。マンションだまし売りやゼロゼロ物件詐欺など悪徳不動産業者の実態を明らかにすることで、消費者や住民の権利拡張に寄与している。

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 2003年6月、林田力は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実(隣地建て替えなど)を隠して東京都内の新築分譲マンションをだまし売りされた。
 2004年12月、林田力は消費者契約法第4条第2項(不利益事実の不告知)に基づき、売買契約を取り消した。
 2005年2月18日、林田力は売買代金の返還を求めて東急不動産を東京地方裁判所に提訴した。
 2006年8月30日、東京地裁で原告(林田力)勝訴の判決が言い渡された(東京地判平成18年8月30日、平成17年(ワ)第3018号)。
 2007年1月23日、林田力は東急不動産だまし売り裁判の記事「不動産トラブルと消費者契約法」を発表した。
 2007年3月20日、林田力は記事「アトラス・渡辺代表 東急物件の構造設計」で一級建築士資格を持たない無資格者が東急不動産マンションの構造設計者になっていた事実を明らかにした。
 2007年3月23日、林田力は記事「東急コミュニティーがマンション管理人を営業活動に“流用”」で東急コミュニティーがマンション管理人をリフォームなど自社の営業活動に流用していた事実を明らかにした。
 2007年10月9日、林田力は記事「東急不動産の遅過ぎたお詫び」で東急不動産だまし売り裁判に対する東急リバブル・東急不動産の「お詫び」を取り上げる。
 2008年1月8日、林田力は記事「東急リバブル、またまた虚偽広告」で東急リバブル東陽町営業所のマンション「アルス東陽町301号室」仲介虚偽広告を取り上げる。
 2008年2月1日、林田力は記事「東急の新築マンションでも広告表記訂正」でブランズシティ守谷の虚偽広告を取り上げる。ブランズシティ守谷の広告は駅からの距離を実際より短く表示した。
 2008年2月18日、林田力は記事「ブランズシティ守谷の建築確認に審査請求」で茨城県守谷市の新築分譲マンション・ブランズシティ守谷の建築紛争を取り上げた。
 2009年2月6日、林田力は記事「【かんぽの宿問題】東急リバブル転売にみる民営化の問題」で東急リバブルが旧日本郵政公社から評価額1000円で取得した沖縄東風平(こちんだ)レクセンターを学校法人・尚学学園(那覇市)に4900万円で転売した問題を取り上げた。
 2009年7月1日、林田力は東急不動産との裁判を綴ったノンフィクション『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』を出版した。
 2009年9月28日、林田力は記事「東急東横線で車椅子の女性が転落死」で東急東横線多摩川駅で車椅子の女性が転落死した事件を取り上げた。
 2009年11月24日、林田力は景観と住環境を考える全国ネットワーク・東京準備会が主催する第3回首都圏交流会で東急不動産だまし売り裁判を報告する。
 2010年1月、林田力は二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ2期)事業計画(案)に対する意見書を東京都に提出した。
 2010年2月5日、林田力は「もめごとのタネはまちづくりのタネ研究会」定例会で東急不動産だまし売り裁判を報告した。
 2010年4月20日、林田力は二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ2期)事業計画(案)に対する口頭意見陳述を世田谷区玉川総合支所で実施した。
 2010年6月2日、林田力は記事「東急不動産の小日向マンションで建築確認に不備=東京・文京」で「(仮称)小日向プロジェクトII」(現ブランズタワー文京小日向)の建築基準法違反を取り上げた。
 2010年9月6日、林田力は記事「東急不動産係長がトラブル相手に嫌がらせ電話で逮捕」で東急不動産係長がトラブルとなった顧客に脅迫電話を繰り返して逮捕された事件を取り上げた。
 2010年2月11日、林田力は記事「ブランズ文京小石川Park Frontで近隣住民が工事被害」でブランズ文京小石川Park Frontの建築紛争を取り上げた。
 2010年3月17日、林田力は記事「金銭着服事件発表の東急コミュニティーでは文書流出も」で東急コミュニティーの金銭着服事件と文書流出事件を取り上げた。
 2011年10月18日、林田力は二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ2期)組合設立認可決裁文書の情報非開示異議申し立てに対する口頭意見陳述を東京都庁第一庁舎で実施した。
 2011年11月7日、林田力は景観と住環境を考える全国ネットワーク「マンション紛争・都市問題首都圏交流サロン」で二子玉川ライズ問題や世田谷区デジタルコンテンツ問題、巨大アンテナ問題を報告した。
 2011年11月9日、林田力は世田谷区実施計画・行政経営改革計画素案に二子玉川ライズ補助廃止の立場から意見提出した。
 2012年3月22日、林田力は記事「東急は耐震工事を口実に古くからの住民の追い出しを図り住民は生活苦に陥る」で東急電鉄による東急大井町線大井町駅高架下住民追い出し問題を取り上げた。

林田力『東急不動産だまし売り裁判』

東急不動産消費者契約法違反訴訟を描くノンフィクション

 林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社)は東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた消費者(=原告)が消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)で売買代金を取り戻した闘いの記録。

 裁判における当事者と裁判官の緊迫するやり取りを丹念に再現。個人が不誠実な大企業を相手に闘うドラマがある!

 裁判と並行して明らかになった耐震強度偽装事件の余波や欠陥施工、管理会社・東急コミュニティーの杜撰な管理にも言及し、深刻度を増すマンション問題の現実を明らかにする。東急不動産のために働いた地上げ屋(近隣対策屋、東急不動産工作員)が暗躍し、住環境を破壊する高層マンション建築紛争と共通するマンション建設の闇に触れる。

林田力『二子玉川ライズ反対運動』

 林田力『二子玉川ライズ反対運動』(マイブックル)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)に対する住民運動を記録したノンフィクションである。東京都世田谷区の二子玉川(ニコタマ)では街壊しが進行中である。「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」や「二子玉川ライズ オフィス」など東急電鉄・東急不動産ら東急グループの営利目的の再開発によって、二子玉川の貴重な自然と近隣住民の住環境が破壊されている。

 自然と住環境を守るために住民運動側は住民集会や裁判、議会への陳情など様々な活動に取り組んでいる。本書では「にこたまの環境を守る会」「二子玉川東地区まちづくり協議会」ら住民団体の活動の一端を紹介する。

 また、同じく二子玉川で起きている住民運動である多摩川暫定堤防や三菱地所玉川一丁目マンションへの反対運動についても触れた。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者の林田力が東京都に提出した二子玉川東第二地区市街地再開発事業計画(案)への意見書及び口頭意見陳述原稿も収録した。

林田力『二子玉川ライズ反対運動2』

 林田力『二子玉川ライズ反対運動2』(マイブックル)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住環境破壊の実態や反対住民運動を記録したノンフィクションである。2010年に刊行した『二子玉川ライズ反対運動』の続編である。東京都世田谷区の玉川では東急電鉄や東急不動産ら東急グループ主体の再開発・二子玉川ライズによる住環境破壊が問題になっている。

 第一章では二子玉川ライズがダメな理由を明らかにする。

 第二章では裁判や集会など二子玉川ライズ反対運動の活動を述べる。二子玉川ライズ住民訴訟では実質和解という画期的な解決となった。

 第三章は二子玉川ライズ問題に対する様々な観点からのオピニオンを収録する。二子玉川ライズと東京スカイツリーや中野駅周辺再開発、海のピラミッド(熊本県)などの開発事業と共通する弊害を論じている。

 第四章では二子玉川ライズのビル風問題について住民と世田谷区の緊迫感ある協議内容を収録する。

 第五章は世田谷区議会を揺るがしたスキャンダル「二子玉川デジタル・コンテンツ問題」についてである。

 第六章では二子玉川ライズと同じ東急のトラブルとして、東急電鉄による東急大井町線高架下住民追い出し問題を取り上げる。二子玉川住民と大井町住民は同じ東急電鉄に苦しめられている住民として連携して活動している。

林田力『東急コミュニティー解約記』

 林田力『東急コミュニティー解約記』(パブ―)はマンションの管理会社を変更し、管理委託費を大幅に削減した事例の記録である。東急不動産が分譲したマンション・アルス東陽町(東京都江東区)では管理会社を独立系の会社に変更した結果、管理委託費を年間約120万円も削減でき、変更から1年後には一般会計の余剰金を修繕積立金会計に繰り入れるまでになった。

 林田力はアルス301号室の区分所有者であった。物件引渡し後に不利益事実不告知が判明したため、売買契約を取り消し、裁判で売買代金を取り戻した(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。売買代金を取り戻すまでは居住しており、管理組合理事長も務め、管理会社変更までの経緯にも関係していた。

 アルスでは売主・東急不動産の指定により、分譲当初から東急不動産の子会社の東急コミュニティー(東京都世田谷区)に管理を委託していた。管理委託費等は東急コミュニティーの言い値で決められている状況であった。しかし東急コミュニティーの杜撰な管理が次々と明らかになり、管理会社変更の機運が高まった。

【目次】修繕積立金不足発覚/事務所使用を正当化/管理組合文書漏洩/管理委託契約違反/管理事務報告/管理人の営業利用/粗末な管理費督促/防火管理者/創立記念日/管理会社変更引継ぎの杜撰/リプレースの効果/マンション仲介広告に注意